アロマテラピーから学び、伝えたいこと「みんな違ってみんなOK」

みんな違ってみんなOK。私がアロマテラピーを通して伝えたいことのひとつです。
これまでの経験、感受性、好み、クリエイティビリティ・・・みんなそれぞれ違ってみんな本当に素晴らしい。
私はそう思います。

目次

いろんな視点からどの視点で選ぶか

精油の選び方は本当にたくさんあります。

その日の純粋な好み。
使用する目的。
香りの分類で。
連想する色や季節、質感など香りのイメージから。
精油の持つメッセージ。
化学的な視点。
トップ・ミドル・ベースノートのバランス。
などなど。

ざっとあげただけでもこんなにあるのですから皆が皆同じ視点とは限りません。

ほかの方が選んだ精油、精油のブレンドは「私にこの発想はなかった!」「私にこの視点はなかった!」と気づきになります。
私もこれまでアロマセラピストとしてお客様に精油をブレンドを行うときも、アロマ講師として参加者様が精油を選ぶときにアドバイスをしていても、型に縛られない自由な発想や私にない視点に勉強させていただいています。
その方が小さなお子様でもアロマ初心者でも上級者でも。

正解は1つではない


普段の生活の中で1つの正解を求めてしまうこともあると思いますが、アロマテラピーに関しては正解は1つではありません。
例えばアロマテラピー関連の書籍に書いてあるラベンダーの香りの説明に「シャープな香り」「酸味と甘みが感じられる香り」とあるとします。
でもその通りに「私も絶対こう感じなきゃいけないの?」「こう思わないって私がおかしいの?」みたいに思う必要ありません。
感覚に正解は1つじゃないからです。

強いて言うなら、いろいろ試してみてその日あなたが感じたこと、
選んだものが自分で「いい香りだなー」と思ったらそれが正解です。
10人いたら10つの正解があります。

ゆるみながら自分を満たして


好きだな、いいなと思う香りってその日の体調や気分にリンクしているんです。
いい香りを嗅ぐと表情がゆるんで気持ちが満たされる感覚がありますよね。
だからアロマテラピーはゆるみながら自分自身の「今の気持ちや身体の状態」に向き合うことができるといえます。

誰かにほめられるためにじゃなくて自分の好きに正直に。

自分が満たされると他の方にも優しくなったり、よりよいコミュニケーションが取れます。
「いい香り~」とわいわいしながら自分の感覚と他の人との違いを両方楽しみましょう。

これまでの経験+香りを嗅ぐ経験=あなたの感性


よく、「この精油、懐かしい香りです」と言われる精油があります。
たとえば沖縄でとれる温暖な気候を連想させる月桃や、畳に似た香りのパチュリ、日本名は温州ミカンのマンダリン。

「懐かしい」と思うのもこれまで育ってきた環境や今日までの人生で触れてきた経験があるから。
香りは記憶にとても密接。特によい記憶と結びつきのある香りを好む傾向があります。
もちろん皆それぞれ育ってきた環境も違うから「懐かしい」と思う香りも様々で。
「ふるさと」をテーマに精油のブレンドを作ったとしたらバラエティ豊かなできあがりになるでしょう。



「すっきり」「甘い」以外で香りをなんて言葉に表したらいいのかわからないというご質問もいただきますが、
これは香りをたくさん嗅いで違いを見つけること、
「やわらかい」「ふくよか」「シャープな」のような質感を表す形容詞にすると何かな?と考えてみると広がっていきますよ♪

これまでの経験から得た感覚と、香りを嗅ぐ経験。これがあなたの感性で個性だと私は思います。

みんなちがってみんなOKを香りを通して体感すると得られる3のメリット


1自分のことも他人のことも肯定できる
「私だけが正しい」「あの人が全部正しい」だと、視野も狭くなったり。依存的になったり。
多くのものに否定的になってしまいます。
それって結構寂しいしつらくないですか?
私もOKにすることで自分の価値観や感覚を大切にできるし、他人もOKならどんどん学んで吸収して成長につながります。

2物事を多面的に見られる
例えば複数の人が同じ場所でスケッチをしているとします。被写体として切り取る風景や角度など、いる場所は一緒でも見ているものは違うってことありますよね?
自分の視点+他人の視点で見落としているもの・気づかないものに気づく。
そうすることで物事の見方がどんどん広がっていきます。

3「正解は1つじゃない」ということがわかり、柔軟な発想になれる
1つの正解を求めていて、行き詰まったり苦しくなってしまうことってありますよね。
学校のテストや計算問題のように正解が1つなものって人生には少ないと思います。
何が正解かより、何が今の自分にはベストか。必要か。そう考えると1つに絞る必要もない。
香りを嗅いで頭をふわっとゆるめて取捨選択しましょう。

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